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凸版印刷、CF生産能力3倍に増強


ニュース 電子 作成日:2008年5月30日_記事番号:T00007806

凸版印刷、CF生産能力3倍に増強

 
 凸版印刷は29日、同社と友達光電(AUO)による液晶パネル用カラーフィルター(CF)生産の合弁会社、台湾凸版国際彩光(CFI)が、来年の第5世代液晶パネル用CFの月産能力を現在の3倍の24万枚まで拡大させる計画を発表した。需要の伸びが好調なノート型パソコン(ノートPC)や液晶モニター用のCF供給不足に対応する。

 CFIは、南部科学工業園区の既存工場に約160億円を投じ、第5世代液晶パネル用CF生産ラインを増設する。新ラインの月産能力は8万枚で、来年中に稼働する予定だ。また、操業を休止していた展茂光電(アライド・マテリアル・テクノロジー)の第5世代生産ラインを約120億円で取得したことも発表した。月産能力は8万枚で、今月既に稼働している。

 なお30日付自由時報によると、CFメーカーの和鑫光電(シンテック・フォトロニック)は、CFIは主に友達に供給するのに対し、同社の顧客は瀚宇彩晶(ハンスター)や中国のパネルメーカーが中心で、影響は大きくないという見方を示した。業界関係者によると、上半期、第5世代液晶パネル用CFは5万~6万枚の供給不足となっていたが、下半期には解消され、需給が均衡状態となる見通しだ。