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記事番号:T00078062
2018年7月11日15:46
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新竹の所得が台北以上、竹科効果

 財政部が10日発表した2016年度の総合所得税(個人所得税)統計によると、世帯当たりの税引き前所得の中間値が最も高かった行政区は前年に続き、新竹県竹北市の102万1,000台湾元(約370万円)で、全土で唯一100万元を超えた。県市別でも新竹市が台北市より高く、新竹県が続いた。ハイテク産業の集積地、新竹科学工業園区(竹科)の高い給与水準を反映した。11日付蘋果日報などが報じた。

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 中間値は、超富裕層など極端に大きい数値の影響を排除でき、平均値よりも一般的な所得水準を反映しやすいとされる。

 所得中間値の2~10位は、▽新竹市東区、88万6,000元▽連江県東引郷、86万4,000元▽台北市大安区、86万1,000元▽台北市中正区、81万6,000元▽台北市松山区、81万4,000元▽連江県南竿郷、79万5,000元▽台北市内湖区、77万3,000元▽台北市文山区、76万3,000元▽新北市林口区、75万8,000元──の順だった。

 住商不動産の徐佳馨・企研室経理は、新竹県竹北市と新竹市で所得中間値が高いのは、竹科での平均収入が従来型産業より高い上、ハイテク大手メーカーの業績が好調で、給与に反映されたためと分析した。

離島、公務員が押し上げ

 県市別の所得中間値の首位は連江県の78万3,000元だった。続いて、▽新竹市、75万1,000元▽台北市、74万元▽新竹県、71万元▽金門県、70万8,000元──の順だった。最下位は彰化県の54万4,000元だった。

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 連江県は、公務員や教員が多いこと、離島手当が加算されること、所得の低い島民は台湾本島で就職することなどが理由とみられる。金門県は、「金門高粱(コーリャン)酒」を生産する金門酒廠実業も貢献している。

所得平均、大安区が最高

 一方、所得平均値は、台北市大安区の172万1,000元が最も高かった。2位以下は▽台北市中正区、165万8,000元▽新竹市東区、155万1,000元▽竹北市、154万7,000元▽台北市松山区、152万3,000元▽台北市中山区、138万3,000元▽台北市信義区、131万4,000元▽台北市士林区、129万8,000元▽台北市内湖区、126万6,000元▽新竹県宝山郷、123万1,000元──と、台北市と新竹県市が占めた。

 徐経理は、台北市の行政区の平均値が中間値を大きく上回っていることについて、少数の富裕層が平均値を押し上げていると分析した。

 県市別の所得平均値は、台北市の132万5,000元が最も高かった。グローバル企業の集中や、物価が高く給与水準が高いことなどを反映した。2位以下は新竹市の126万8,000元、新竹県の110万8,000元に、連江県、金門県が続いた。最下位は屏東県の73万8,000元、全土平均は93万2,000元だった。

【表】

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