ニュース 電子 作成日:2018年7月11日_記事番号:T00078063
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は新竹科学工業園区(竹科)の本社ビルを、先月同社董事長を引退した張忠謀(モリス・チャン)氏にちなんで「張忠謀大楼(モリス・チャン・ビルディング)」と命名し、10日除幕式を行った。11日付工商時報が報じた。
張氏(右2)は、退職した後もTSMCのことを考えていると明かし、競争は厳しいが、TSMCの今後を信じていると語った(10日=中央社)
TSMCの劉徳音(マーク・リュウ)董事長は、従業員が張氏の残したものを忘れず、TSMCのさらなる発展に寄与してほしいとの願いを込めて「張忠謀大楼」と命名したと説明した。
張氏は、自身の名が本社ビルに冠されたことは退職金よりも意義が大きいと述べ、謝意を表明した。張氏は同日、87歳の誕生日を迎えた。
張氏はさらに、TSMCが現在の本社ビルに移転した2003年の売上高は2,050億台湾元(約7,500億円)だったが、今年は1兆元を上回ると予想した。
なお張氏は、米中貿易戦争はトランプ大統領が演出しているショーであり、長引くとは限らないとの見方を示した。その上で、情勢が台湾業界にとって不利となれば、TSMCを含む各社はショーに参加して対策を講じるべきだと述べた。
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