ニュース 電子 作成日:2018年7月12日_記事番号:T00078091
受動部品最大手、国巨(ヤゲオ)の大株主である陳泰銘董事長の元妻・李慧真氏がアラブ首長国連邦(UAE)アブダビの政府系ファンドを含む外資にヤゲオ株2.8%を約120億台湾元(約440億円)で譲渡したことが11日までに明らかになった。12日付経済日報が伝えた。
陳董事長は知人に対し、「元妻の株式売却は自身の業界に対する見方とは無関係だ」としているが、株主構成の安定度が高まるとの見方を示したとされる。譲渡価格は直近株価を4~7%下回る1株当たり972~1,003元だった。買い手は75%がヘッジファンド、25%が長期保有型のファンドだという。
大株主が持ち株を放出したと伝わると、ヤゲオの株価は急落。11日は前日比約7.6%安の965元で引けた。12日は4.15%上昇し、1,005元に戻した。
受動部品市場では、チップ抵抗器の価格が4~7月に累計で50~100%上昇した。9月には業界に追加値上げの動きもあり、ヤゲオの業績には追い風となる見通しだ。
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