ニュース 電子 作成日:2018年7月12日_記事番号:T00078097
市場調査会社、集邦科技(トレンドフォース)傘下の拓墣産業研究院(TRI)の予測によると、米オキュラスが中国のスマートフォン大手、小米集団(シャオミ)と提携して発売した、スタンドアロン型(一体型)VR(バーチャルリアリティー)対応ヘッドマウントディスプレイ(頭部装着ディスプレイ、HMD)「オキュラス・ゴー」の中国向け低価格製品が好調な売れ行きを見せる中、宏達国際電子(HTC)製品の販売を圧迫しており、同社VR対応端末の今年の出荷台数は60万台と前年比20%の成長にとどまり、市場シェアは12.9%となる見通しだ。12日付工商時報が報じた。
TRIによると、HTCは中国で高価格帯の一体型VR端末「Vive Focus」を発売し、好評を受けているが、オキュラス・ゴー好調の影響で成長は抑制されるという。一方、オキュラスのVR製品の出荷台数は今年、90万台まで増加すると見込まれている。
なおVR関連ハードウエア全体の今年の出荷台数は、前年比27.4%増の465万台と予測されている。ただVR対応ゲームの新作が少ないこと、主要な次世代製品の投入が年末にずれ込む見通しとなっていることから、VR業界は今年いっぱい盛り上がりに欠けるとみられている。
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