ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2018年7月12日_記事番号:T00078099
ステンレス冷延鋼板メーカーの千興不銹鋼(CSSSC、台南市麻豆区)が有害廃棄物を工場敷地内に埋めていたとして、台南地方検察署は9日、廃棄物清理法(廃棄物処理法)違反の疑いで同社を捜索。10日には葉碩堂董事長ら2人を逮捕した。12日付自由時報が伝えた。
埋める予定だったとみられるドラム缶に保管された廃棄物も見つかった(11日=中央社)
調べによると、同社は工場敷地内に有害廃棄物約1万3,600トンを埋め、処理費用約3億5,000万台湾元(約13億円)を節約していた。検察は同社の土地2区画、建物3棟の計2億元相当の資産について、仮差し押さえを申請した。
検察と行政院環境保護署(環保署)は、昨年9月以降、工場の土壌を採取して検査したところ、重金属のクロム、六価クロムの濃度が基準値を超えていた。9日の捜索時に工場南側や後方など8カ所に埋められていた廃棄物を掘り起こした結果、最大で廃棄物1キログラム当たり5万3,300ミリグラムのクロムが含まれていることが分かった。
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