ニュース その他製造 作成日:2018年7月12日_記事番号:T00078100
12日付電子時報によると、台湾の太陽電池メーカーは第2四半期の収益状況悪化が予想されているが、第3四半期についても見通しは悪く、今後、数年にわたり赤字を計上するとの見方も出る中、業界では旧型設備の売却が相次ぐ可能性が浮上している。
また業界関係者によると、太陽電池用シリコンウエハーメーカーでは友達晶材(AUOクリスタル)を除き、大半が多結晶シリコンウエハーを生産しているが、同製品は生産規模、コスト、出荷先の確保といった面で中国の大手メーカーへの対抗が難しく、台湾メーカーの生産ライン稼働率は30%以下に落ち込んでいるという。
中国政府による太陽光発電への補助金の大幅削減を受けた末端市場での需要減や製品価格の下落により、中国で関連企業の業績悪化や業界再編といった問題が生じる中、従来よりコスト競争力の面で中国メーカーに劣勢を強いられていた台湾の太陽電池関連メーカーも厳しい状況に追い込まれている。さらに中国のサプライチェーンでは、高効率PERC(裏面不動態型セル)への生産ラインのアップグレードが引き続き進んでおり、追随が難しい台湾メーカーは生存の危機にさらされている。
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