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高雄市の「景観ベランダ」、内政部が待った


ニュース 建設 作成日:2018年7月12日_記事番号:T00078105

高雄市の「景観ベランダ」、内政部が待った

 高雄市で2014年に建物の緑化を推進するため、「景観ベランダ」を設けることを奨励する「高雄厝(高雄の家の意)」と呼ばれるプロジェクトを開始したが、内政部に見直しを求められている。12日付聯合報が伝えた。

 景観ベランダは集合住宅の専有部分の外側に幅3メートルの大きさで設置を認めるものだ。ベランダは本来共有部分だが、実際には居住者が専有部分同様に使用するため、「見かけの物件面積」が大きくなる。ベランダ部分は物件の延べ床面積や建ぺい率に含める必要がないため、デベロッパーにとっても誘因が大きい。

 高雄市のプロジェクトには台中市、屏東県も追随する姿勢を示したが、内政部に待ったをかけられた。

 内政部の花敬群政務次長(次官)は「高雄市の奨励方法では見かけの物件面積が増えるため、見直しに同意してもらいたい。見かけの面積が増えず、全国統一基準を設けられるのであれば、内政部としても支持する」と述べた。台中市、屏東県は既に内政部と調整に入った。