ニュース 社会 作成日:2018年7月12日_記事番号:T00078109
蔡英文総統の経済ブレーンとして活躍した中華経済研究院董事長の胡勝正氏が10日夕、入院先の台湾大学医学院附設医院(台大医院)で死去した。78歳だった。12日付自由時報が伝えた。
07年1月、経建会主委から金管会主委に転任する際の胡氏。蔡総統や楊金龍中銀総裁をはじめ、台湾経済を支える多くの重要人物が哀悼の意を示した(中央社)
宜蘭県生まれの胡氏は、台湾大学経済学科を卒業後、米ロチェスター大学で博士号を取得し、米パデュー大学で教壇に立っていたが、1996年の台湾海峡危機の際に台湾に戻り、2000年には中央研究院院士となった。そして、第1次民進党政権では、行政院経済建設委員会(経建会)や行政院金融監督管理委員会(金管会)の主任委員など要職を歴任。08年に蔡英文氏が民進党主席になると、胡氏は総統の経済ブレーンを務めた。
16年の政権交代で民進党が政権復帰した後、胡氏は中央銀行(中銀)総裁の人選にも浮上したが、健康状態がすぐれず、実現しなかった。
蔡総統は「台湾経済全般に優れた貢献があった。胡氏の死去は国家の重大な損失だ」と述べた。
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