工作機械部品大手、上銀科技（ハイウィン・テクノロジーズ）は16日、９月10日に予定する1,200万株の新株発行について、発行価格を１株当たり250台湾元（約920円）とすることを董事会で決定した。30億元を調達し、神戸市や韓国京畿道の華城市、イタリアなどで計画する新工場建設に充てる。17日付工商時報が報じた。
ハイウィンの新株発行は2009年の上場以降で初となる。
ハイウィンは神戸、華城、イタリアでの新工場建設のほか、嘉義県の大埔美精密機械園区の工場第２期、中国江蘇省の蘇州工場第２期の着工を計画している。
ハイウィンの上半期連結売上高は143億3,700万元と前年同期比52.58%増加し、同期の過去最高を記録した。年内の受注は満杯で、一部製品の納期は１年以上先となっている。
