ニュース 金融 作成日:2018年7月18日_記事番号:T00078209
生保大手、南山人寿保険で台湾株投資担当者が私的にメッセンジャーアプリ「LINE(アプリ)」にチャットグループを開設し、同社がこれから買い付けるか既に保有している個別銘柄の情報を流すなどしていたことが17日発売の週刊誌『鏡週刊』で暴露された。
問題の担当者は今年5月に依願退職しているが、南山人寿は16日、金融監督管理委員会(金管会)保険局に報告した上で、検察当局にも刑事告発した。
保険局は現時点で南山人寿による報告内容しか把握しておらず、同社にさらに説明を求めるほか、金管会検査局に個別金融検査の実施を求めることも視野に入れている。
南山人寿は利益剰余金の資本金組み入れによる104億6,000万台湾元(約390億円)の増資を26日に計画しているが、内部管理に問題があったと認定されれば、増資が実施できなく可能性がある。また、同社には最高で1,200万元の行政罰が下される可能性がある。
ただ、南山人寿は問題の投資担当者がLINEで推薦した銘柄を保険顧客の資金で買い付けていたとされる指摘については、「事実と異なる」として否定した。
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