ニュース 社会 作成日:2018年7月18日_記事番号:T00078215
新北市在住の男性が、市内の有料駐車場に導入されている「最初の5分は無料」サービスを悪用し、半年間にわたり支払うべき料金を支払わずに長時間駐車する行為を繰り返していたことが発覚した。いったんは詐欺罪で起訴されたものの、結局和解した。
この男性は毎日、マイカー通勤をしており、駐車場代を節約したいと考えていたところ、昨年5月、新北市板橋区に「最初の5分間は駐車無料」のサービスを提供している駐車場を発見。さらに同駐車場には管理人が常駐しておらず、交通系ICカードの「悠遊カード(イージーカード)」による支払いが可能と知り、男性は「良い方法が見つかった」とひらめいたようだ。
男性が思い付いた方法とは、この駐車場の入り口ゲートで悠遊カードを読み取らせて自分の車を駐車。その後、車から降りて急いで車用の出口ゲートへ向かい、悠遊カードを再度センサーに読み取らせ、まるで車に乗って駐車場を出たかのように見せかけるというものだ。
そして退勤後は、今度は車で入場したように見せかけてカードを読み取らせ、急いで車に乗り込んで5分以内に駐車場を離れていた。こうして彼は、1日中車を停めてもまったく駐車料金を払わなかった。
これに味をしめた男性はさらに、同じように1枚の悠遊カードを使い、家族が所有する車3台を交代で出入りさせ、駐車料金を逃れるという策を考案。1台に乗って入場し、先に停めてあった1台に乗り換えて5分以内に外へ出るという手口で、この駐車場をまるで自分の家の車庫のように使用していた。
この方法を思い付いてから半年が過ぎたころ、駐車場の管理業者が帳簿を検査していた際に、194回も出入りを繰り返しながら、全く料金を支払っていない利用者がいることに気付き、男性の不正行為が発覚した。
業者によって警察に通報された男性は犯行を認め、和解を目指したものの、業者が和解金4万台湾元(約14万8,000円)を求め、交渉が決裂。詐欺罪で起訴されることが決まって、ようやく和解に至ったという。
だが、メディアの取材に対し男性は、「業者がもっと早く調べていれば、こんな大金を要求できなかったはずだ」と強弁。さらに「同じようなことをしている者は他にもたくさんいる。私は運が悪かった」などと語っており、まったく反省していないようだ。
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