ニュース 政治 作成日:2018年7月19日_記事番号:T00078239
台北市信義区の超高層ビル「台北101」は18日の臨時董事会で、現職の陳世明総経理を解任、後任にジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)台湾の元総経理で、財団法人小英教育基金会の董事兼執行長、張振亜氏(女性)を迎える人事を決定した。19日に就任。張氏は蔡英文総統と関係が深く、恩賞(おんしょう)人事ではないかとの指摘が出ている。19日付蘋果日報が報じた。
張氏は、夫の黄育徴氏も蔡総統の支持者で、小英教育基金会などの董事を務め、2016年の民進党への政権交代後、台湾中油(CPC)董事を経て台湾糖業(台糖)の董事長に就任した。黄氏と張氏の夫妻は、蔡政権にとって経済分野の重要顧問といえる。
陳前総経理は、米国を舞台にしたマネーロンダリング(資金洗浄)事件で解任された政府系金融持ち株会社、兆豊金融控股(メガ・フィナンシャル・ホールディング)の蔡友才前董事長の子飼いの人材であったことから、以前から解任のうわさがあった。
台北101の幹部は張氏の総経理就任について、今後、伊藤忠商事が加わり注目が増す見通しで、外資系企業での経歴はプラス効果があると指摘。しかし、台北101の業績を引き続き向上させられるかは観察が必要と述べた。
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