ニュース 社会 作成日:2018年7月19日_記事番号:T00078240
交通部観光局は今年、台湾が持つ特徴ある海洋生態系を観光の目玉に据えたキャンペーン「2018海湾旅遊年」を展開しているが、中でも話題を呼んでいるのが、台湾の10の離島でそれぞれ「島主」を1人募集し、インターネットを通じて島の魅力を世界にアピールしてもらおうという企画。このほど審査が終了し、71歳の男性を含む入選者10人が発表された。
元気いっぱいの古競祥さん。周囲の人が老化で衰えるのを見て体力増進の必要性を痛感。54歳でトライアスロンに初挑戦した(観光局ホームページより)
島主を募集した10島は、▽亀山島(宜蘭県)▽緑島(台東県)▽蘭嶼(台東県)▽小琉球(屏東県)▽七美島(澎湖県)▽漁翁島・西嶼(澎湖県)▽吉貝島(澎湖県)▽北竿島(連江県)▽東莒島(連江県)▽小金門・烈嶼(金門県)──で、島主に選ばれた人は連続して1週間滞在し、毎日、画像や映像付きの「日誌」をインターネット上に公開する任務が与えられる。
ちなみに島主には日給5,000台湾元(約1万8,000円)、1週間で計3万5,000元の報酬が支払われる。
6月1~24日に行われた募集には351人が応募。その後、応募者が提出したアピール映像が観光局の公式サイト上で公開され、今月10日にかけてネットユーザーによる投票が実施された。そしてその投票結果と専門家による評価を合わせた審査が行われ、18日に10人の「島主」が決定し、発表された。
吉貝島の島主に選ばれた古競祥さん(71)は入選者中、最高齢ながら雪覇国家公園でガイドを務めるかたわら、昨年は中国の長江を泳いで横断したり、トライアスロンのうち最も距離の長い「アイアンマン・ディスタンス」(226キロメートル)を完走するなど「スーパーおじいちゃん」として鳴らしているようだ。
吉貝島の魅力について古さんは「澎湖本島から近く、浅瀬には美しいサンゴが広がる。沖まで泳いで行けばとても気持ちがいい」と語った。
このほか蘭嶼は香港の旅行ジャーナリスト、黄愷晴さん(24)、北竿島は上場企業のエンジニア、林金樟さん(34)、七美島は学生でコンピューターゲーマーの蘇貝晴さん(21)など、それぞれの島にバラエティー豊かな島主が決まった。
夏休みに離島へ出掛けてみようと思うなら、この島主たちが書く日誌を参考にしてみてはいかがだろうか。
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