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HTC、印スマホ市場撤退か


ニュース 電子 作成日:2018年7月20日_記事番号:T00078245

HTC、印スマホ市場撤退か

 インド紙「エコノミック・タイムズ」の報道を基に中央社が伝えたところによると、スマートフォン大手、宏達国際電子(HTC)のインドの経営幹部3人が相次いで離職したとの観測が出ている。同社は「インドは当社にとって重要な市場で、今後も適切な時期と分野への投資を続行する」と強調した。市場では、HTCはインドで競争が厳しいスマホ市場から手を引き、バーチャルリアリティー(VR)端末に専念し、主に電子商取引(EC)で販売すると伝えられている。

 今回、HTCを辞職したのは南アジア地区総経理のファイサル・シッディーキー氏、営業部門の責任者、ビジャイ・バラチャンドラン氏、製造部門の責任者、R・ナッヤール氏の3人とされる。また、インドで従業員70~80人を解雇したとも伝えられている。

 一方、最高財務責任者(CFO)のラジブ・タヤル氏は現在も在籍しているとされる。これはHTCがインドでのスマホ生産を停止した後も、同市場での販路との話し合いが必要なためとみられている。

 インドのハイエンドスマホ市場は、小米集団(シャオミ)が首位で、サムスン電子、アップル、中国の一加科技(ワンプラス)が9割以上を占める。市場調査会社の統計によると、中国ブランドに押され、HTCのインド市場シェアは1%に満たない。