ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

EUの鉄鋼セーフガード、台湾に影響も【図】


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2018年7月20日_記事番号:T00078250

EUの鉄鋼セーフガード、台湾に影響も【図】

 欧州連合(EU)は19日、米国による鉄鋼輸入制限を受け、暫定的な緊急輸入制限(セーフガード)を発動した。台湾から欧州への該当鉄鋼製品の輸出額は昨年時点で13億800万米ドルで、燁聯鋼鉄(YUSCO)、華新麗華(ウォルシン・リーワ)、唐栄鉄工廠などに影響が予想される。20日付中国時報が伝えた。

/date/2018/07/20/eu_2.jpg

 今回のセーフガードは、23品目の鉄鋼製品に対し、過去3年の平均輸入量を超えた分に25%の関税を課す内容で、米国から締め出された鉄鋼製品がEUに大量流入するのを抑える狙いがある。

 経済部は19日、「EUと積極的に接触し、クオータ(輸入割当量)の確保を目指すほか、一部品目の適用除外で衝撃を軽減したい」と表明した。これに対し、台湾鉄鋼業界からは、クオータよりも影響が大きい品目の適用除外を要求する方が、企業の利益になるとの声が上がっている。