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テラのがん免疫細胞療法、VBGと台湾展開へ


ニュース 医薬 作成日:2018年7月20日_記事番号:T00078256

テラのがん免疫細胞療法、VBGと台湾展開へ

 樹状細胞ワクチン療法を中心としたがん免疫細胞療法を手掛けるテラ(本社・東京都新宿区、矢﨑雄一郎社長)は18日、同治療法を台湾を主軸にアジアに展開するため、新北市のバイオテクノロジー企業グループ、鑫品生医集団(ベクトライト・バイオメディカル・グループ、VBG)と、覚書(MOU)を結んだと発表した。

 テラは独自の樹状細胞ワクチン療法を中心としたがん免疫細胞療法の治療技術・ノウハウの提供を契約医療機関に行っている。また、連結子会社のテラファーマを通じ、樹状細胞ワクチンの創薬化に取り組んでおり、現在、和歌山県立医科大学附属病院で行われている膵臓(すいぞう)がんの医師主導臨床試験に樹状細胞ワクチンを提供し、治験を支援している。

 一方、VBGは、細胞調製・細胞加工に関する研究開発(R&D)や免疫細胞のバンキング事業を行っている。グループの中心企業、鑫品生医科技(ベクトライト・バイオメディカル)は、がん、感染症、免疫関連疾患を対象に、免疫細胞を用いた免疫療法技術・医薬品の開発を手掛けている。

 テラは、VBGとの提携を通じて、樹状細胞ワクチン療法を中心としたがん免疫細胞療法を、アジアのより多くのがん患者に届けることを目指すと表明した。