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点眼回数を半分に、工研院が目薬の新技術開発


ニュース 医薬 作成日:2018年7月20日_記事番号:T00078258

点眼回数を半分に、工研院が目薬の新技術開発

 工業技術研究院(工研院、ITRI)は19日、現在、台北市で開催中のバイオテクノロジー業界の見本市、「台湾生技月(バイオ台湾2018)」において、通常の目薬に比べ、8分の1の点眼量で目の組織に触れる量が23倍に上り、1日の点眼回数を従来の4回から2回に減らすことができる新技術を発表した。これにより、目薬のさし過ぎによる副作用を抑制することができる。既に動物実験により顕著な効果が確認されており、技術移転について交渉を行っているという。20日付工商時報が報じた。

/date/2018/07/20/09eye_2.jpgこの目薬が発売されれば、台湾で900万人が恩恵を受ける見通しだ(リリースより)

 この他工研院は今回のバイオ台湾で、針電極を使ったスマート型の腫瘍熱剝離システムやウエアラブル(装着型)超音波心血管モニター装置など、精密医療、スマート型医療機材に関する15項目に及ぶ技術を展示した。

 工研院生医・医材研究所の林啓万所長は、先進技術の開発や産業界との分野を超えた協力を進め、バイテク産業を「次の1兆台湾元(約3兆7,000億円)産業」に発展させたいと語った。