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北朝鮮が観光宣伝、台湾市場を有望視


ニュース 商業・サービス 作成日:2018年7月20日_記事番号:T00078261

北朝鮮が観光宣伝、台湾市場を有望視

 北朝鮮・文化省傘下の旅行会社「朝鮮民族遺産国際旅行社」の関係者が訪台し、19日、代理店を務める台湾の旅行会社と共に、北朝鮮観光の宣伝を行った。米朝首脳会談後の平和ムードに乗じて、台湾からの観光客誘致を拡大する意図とみられる。20日付自由時報が報じた。

/date/2018/07/20/11dprk_2.jpg北朝鮮の観光スポットを紹介する顧社長。指導者像の写真を撮る際は、ポーズをまねてはならないとタブーも説明した(19日=中央社)

 北朝鮮は、国際社会による経済制裁の中、観光業に力を入れており、昨年は10数万人の観光客を受け入れた。このうちの85%が中国から、次いでロシアからで、台湾からの旅行者は1,000人程度にとどまっている。朝鮮民族遺産国際旅行社の顧克燕社長は、台湾市場は潜在成長力が大きいとして、今年10月の台北国際旅展(台北インターナショナル・トラベルフェア、ITF)でも宣伝を行う考えを示した。北朝鮮観光は、価格面では安くないが、新鮮味が魅力だとしている。

 台湾の観光業界は、朝鮮民族遺産国際旅行社のツアー価格は、5泊6日で3万~4万台湾元(約11万~14万7,000円)から、北朝鮮の国家をたたえるパフォーマンスを参観する場合は5万元に上るとみている。