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大葉高島屋創業者、葉松根氏が死去


ニュース 社会 作成日:2018年7月20日_記事番号:T00078265

大葉高島屋創業者、葉松根氏が死去

 1992年に高島屋と合弁で台北市天母地区に大葉高島屋を創立した大葉集団の創業者、葉松根氏が19日死去した。78歳だった。20日付蘋果日報などが報じた。

 葉松根氏は1940年生まれ。実家は戦後初期、日本製自転車の輸入販売で財を成した。64年にオートバイ・部品生産の羽田機械を創業。羽田ブランドのバイクを次々と販売した後、70年代に伊ベスパの受託生産に転じた。83年にはダイハツ工業との合弁で祥瑞汽車を立ち上げ、当時珍しかった5ドアハッチバックの「祥瑞1000」を台湾市場に送り出すなど、日本と関係の深い財界人だった。

 なお、台湾初の地域に根ざした百貨店として話題となった大葉高島屋も、天母商圏の衰退を受けて2016年に高島屋が出資を引き揚げている。

 葉氏は昨日、彰化県員林市の自宅で起床時に転んで頭を打ったとみられ、家族が発見した際には既に意識がなく、病院に運ばれたものの死亡が確認された。