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国華人寿、美麗華集団系の取締役ゼロに


ニュース 金融 作成日:2008年6月2日_記事番号:T00007829

国華人寿、美麗華集団系の取締役ゼロに

 
 生保の国華人寿は30日、定時株主総会で役員改選を行い、昨年の増資で経営主導権を握った翁世佳執行董事をリーダーとする現経営陣が取締役会を独占した。持ち株比率が約20%にとどまった美麗華集団系の取締役はこれまでの1人からゼロとなった。31日付工商時報が伝えた。

 国華人寿の夏銘賢董事長は「大株主による協議の結果、増資問題は翁氏一族が全権を掌握して処理するが、資本受け入れに当たっては美麗華集団とも協議する」と述べた。翁家の持ち株比率は54%。

 国華人寿は純資産がマイナス90億台湾元(約313億円)と厳しい経営状況が続いており、200億元前後の増資が必要となっている。同社は昨年20億元の増資を実施したほか、本社ビルの売却で44億元の売却益を上げるなどしたが、巨額の不良債権と資産評価損が存在している。