ニュース 社会 作成日:2018年7月23日_記事番号:T00078290
台北市の中正紀念堂で20日、独立派グループの男2人が蒋介石像や階段に赤ペンキをかけて社会秩序維護法違反で書類送検され、1人当たり2,000台湾元(約7,300円)の罰金処分を受けた。2人は今年2月28日に、蒋介石元総統の遺体が安置されている桃園市の慈湖陵寝に赤ペンキをかけて起訴されており、同日午後に初公判が予定されていた。21日付自由時報などが報じた。
中正紀念堂の建物前の階段も真っ赤に染まった(20日=中央社)
同グループは犯行後、「われわれは(慈湖陵寝の事件で)台湾の主体性と自由民主の価値に従って拘束、起訴されており、今回は中華民国の植民統治に対する台湾人民の反抗が終わらないことを行動によって示した」との声明を発表した。中正紀念堂は同日、赤ペンキの処理のために休館した。
国民党独裁政権時代の清算を推進する政府の促進転型正義委員会(促転会)は事件に対し、「台湾社会が権威主義の象徴が存在することに厳粛な反省をしなければならないことを示している。『権威主義の遺構』を清算し、本当の自由民主を実現する方法を考えなければならない」と指摘した。文化部は中正紀念堂の在り方を転換する草案を、年末をめどに策定することを計画している。
一方、野党国民党は、事件は蔡英文政権が脱蒋介石化と、いわゆる「転換期の正義」による事実歪曲(わいきょく)を推進し、族群(エスニックグループ)を分裂させる行為を野放しにした結果だとして、責任を取るよう要求した。
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