ニュース 電子 作成日:2018年7月24日_記事番号:T00078301
NECは23日、台湾で統一超商(プレジデント・チェーンストア)が今年開店したセブン-イレブンの無人店舗「X-STORE」に、顔認証システムと画像認識を活用した販売時点情報管理(POS)システムを提供したと発表した。
NECがPOSシステムに応用した多種物体認識技術は、カメラを通じて小売商品を認識させるもので、バーコードや無線ICタグ(RFID)を必要としない(NECリリースより)
NECによると、同社の顔認証AI(人工知能)エンジン「NeoFace」は、米国立標準技術研究所(NIST)の顔認証技術ベンチマークテストで4回連続で1位評価を獲得し、世界一の認証精度を持つ。「X-STORE」では、店舗入口の横に設置した端末で、事前に登録した顔画像と、入退店時に通るゲートのカメラで撮影した顔画像を照合して本人確認を行う。また、入店時にゲートのモニターに利用者に合わせたメッセージを表示する。
画像認識を活用したPOSシステムは、購入商品の決済時の読み取りに使われる。利用者がレジ台に購入商品を置くと、カメラが複数商品を一括で自動認識。バーコードを逐一読み込ませていた過程を大幅に効率化した。
「X-STORE」必成店(NECリリースより)
NECは「X-STORE」への技術提供を、最先端のAI、モノのインターネット(IoT)を活用した次世代店舗の事業化推進の一環と説明。今後も小売業のサービス品質向上と業務効率化に貢献していくと表明した。
「X-STORE」本社ビル店(NECリリースより)
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