ニュース 医薬 作成日:2018年7月24日_記事番号:T00078307
中国でワクチン業者による製造記録の偽造や品質基準に満たない製品の出荷などの不正が相次いで発覚した問題で、中国当局がワクチン業界に対する全面検査に入り、ワクチン供給に空白が生じている。こうした中、台湾のワクチン業者は国際的なPIC/S(医薬品査定協定および医薬品査察共同スキーム)認証やGMP(適正製造規範)認証を取得しており、将来的に中国市場に進出する上で強みとなる。24日付経済日報が報じた。
中国では現在、狂犬病ワクチン製造をめぐる違反が社会の指弾を浴びている。香港や台湾で子どもにワクチン接種を受けさせたいと希望する市民も現れている(23日=中央社)
台湾ではこれまでに国光生物科技(アディミューン)、高端疫苗生物製剤(メディゲン・ワクチン・バイオロジック)がPIC/S認証を取得しており、既に日本や米国向けにインフルエンザワクチンの受託生産も手掛けているほか、中国への出荷も始まっている。
ただ、中国は現時点でワクチンの自給率が85%に達しており、公費によるワクチン接種では全て国産ワクチンが使用されている。中国のワクチン騒動で台湾メーカーに実際に発注があるかどうかは、中国政府の政策決定に委ねられる。
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