ニュース 石油・化学 作成日:2018年7月25日_記事番号:T00078328
台湾中油(CPC)第3液化天然ガス(LNG)受け入れ基地の開発計画が行政院環境保護署(環保署)の環境現況差異分析第2次専案小組(個別小委員会)に却下された問題で、CPCは9月の環境影響評価委員会大会(環評大会)の通過を目指す構えだ。しかし、9月に環境影響評価を通過しても、LNG受け入れ基地の供用開始は当初の2022年7月から早くても23年1月にずれ込むことが避けられない。25日付自由時報が伝えた。
観塘工業港内の藻礁。CPCは藻礁エリアまで開発が及ぶことはないと説明している(24日=中央社)
CPCの方振仁総経理は24日、環保署から23日付で文書を受け取り、24日に不服申し立てを行ったことを明らかにした。1カ月以内に追加資料を提出し、評価委員により詳細な説明を行い、政府のエネルギー計画と環境保護のバランスを訴える構えだ。
第3LNG受け入れ基地は、台湾電力(台電、TPC)の大潭火力発電所(桃園市観音区)向けにLNGを供給するため、観塘工業港内に整備される。しかし、計画地での藻礁保護をめぐり、環境影響評価の手続きが難航している。LNG受け入れ基地の建設遅延は、今後の電力供給にも影響を与えかねない。
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