台湾のココナツウオーター飲料市場でシェア75%を占める最大手、半天水事業が、250ミリリットル（ml）入り缶を中心とし、女性や高齢者、子供を主なターゲットとする新ブランド「金香椰」を新たに立ち上げた。既に通販サイト「東森購物（ＥＴモール）」限定で販売しており、１週間当たりの販売量は４万缶近いという。25日付工商時報が報じた。
半天水はこれまで「鮮剖」および「半天水」の２ブランドを展開。うち「鮮剖」は台湾全土に販路を築き、昨年の販売量は約1,800万缶、毎年約５%成長している。しかし、同ブランドの商品は、容量が最も小さいもので350mlで、女性や子供の多くが飲み切れないことを考慮し、小容量の新ブランドを立ち上げた。
「金香椰」はタイの王族も愛飲するとされるココナツ品種を採用しており、容量は小さいものの、20缶入り箱が２箱で定価1,800台湾元（約6,500円）と比較的高価格となっている。
ココナツウオーターは暑さを解消する飲み物として台湾でも人気を呼んでおり、輸入量は過去４年間で２倍近くに増加。タイからの輸入が91%を占めている。
