ニュース その他分野 作成日:2018年7月26日_記事番号:T00078367
台湾経済研究院(台経院、TIER)が25日発表した景気動向調査によると、製造業の6月の営業気候観測指数は100.52ポイントで前月比0.95ポイント下落した。台経院景気予測センターの孫明徳主任は、スマートフォンの売れ行き不振や、仮想通貨の採掘(マイニング)装置の需要減少で、関連製品の輸出や生産が縮小したと指摘した。26日付工商時報などが報じた。
サービス業の6月の営業気候観測指数は94.88ポイントで、前月比3.08ポイント下落した。
孫主任は、今年に入り製造業とサービス業の営業気候観測指数が上昇と下落を繰り返しており、企業の景気見通しが安定していない表れだと指摘した。
建築業の6月の営業気候観測指数は97.95ポイントで、前月比3.95ポイント上昇した。
また、台経院は2018年通年の域内総生産(GDP)成長率予測値を2.49%へと、4月時点の予測から0.04ポイント上方修正した。孫主任は、上半期は世界経済の回復基調を背景に、輸出は2桁成長、個人消費も好調だったと指摘。一方、下半期については、米中貿易摩擦など不確定要素が拡大しており、慎重な見方を予測した。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722