ニュース 金融 作成日:2018年7月27日_記事番号:T00078384
台湾元が上半期に対米ドルで2.1%下落した過程で、生命保険業界に984億台湾元(約3,580億円)の為替差損が出たことが分かった。27日付工商時報が報じた。
金融監督管理委員会(金管会)が26日発表した生命保険業界の6月末時点での為替損益状況によると、リスクヘッジの対象としない海外投資分では2,238億元の為替差益を得たが、通貨スワップやノンデリバラブル・フォワード(NDF)などによるリスクヘッジで3,051億元の評価損が出た。これに、為替変動準備金への引当額171億元を加えると、全体で984億元の為替差損が生じた。
生保業界は台湾元が急騰しても急落しても為替差損が出る構図で、全体の為替差損は台湾元が5.7%急上昇した昨年上半期の1,030億元に迫る水準だった。ただ、為替変動準備金の残高は2年ぶりの高水準の451億元となった。
一方、株式・債券投資による税引き前利益は637億元で、前年同期を116.7%上回った。
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