ニュース 運輸 作成日:2018年7月30日_記事番号:T00078406
中華航空(チャイナエアライン)と長栄航空(エバー航空)の操縦士で構成する労働組合「桃園市機師職業工会」は現在、過労防止策などを求め、スト権投票を行っている。組合側は27日、スト権が確立される可能性が極めて高いと説明。ストが決行されれば、空の便に大きな影響が出るのは避けられない見通しだ。28日付蘋果日報が伝えた。
台湾航空業界では、中華航空の客室乗務員が2016年6月24日にストライキを実施し、122便が欠航する事態となった。操縦士が一斉ストライキを決行すれば、影響はさらに深刻な影響が出る見通しだ。
操縦士労組は会社側の管理や福利厚生への不満について、労使交渉が決裂後、桃園市労働局に申し立てた調停も不調に終わり、8月6日までスト権投票を実施している。
操縦士労組には中華航空の操縦士1,200人のうち台湾籍の800人、エバー航空では800人の台湾籍操縦士のうち500人が加盟しており、組織率は6割を超える。労組幹部は「まだ開票していないが、投票に来る組合員は賛成票を投じており、スト権確立は問題ない」と述べ、スト決行の可能性を示唆した。
操縦士労組は操縦士に年間休日123日を付与することや、悪天候判断を機長に委ね、事後に責任を追及しないことなどを求めている。
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