ニュース 運輸 作成日:2018年7月30日_記事番号:T00078409
台中港で27日、洋上風力発電所の作業要員移送船(CTV)の運用開始式典が挙行された。同船舶は、洋上風力発電サプライチェーンの台湾生産化を目指し、港湾運営会社、台湾港務公司(TIPC)傘下で船舶の保守点検、修理など手掛ける台湾港務港勤公司が龍徳造船工業に委託して建造した2隻のうちの1隻。初の台湾製CTVとなる。28日付工商時報などが報じた。
初の台湾製CTV。仏ビューローベリタスから認証を取得した(TIPCリリースより)
今回運用を開始したCTVは、トン数176トン、全長26メートル、幅9.8メートル。12人の技術者が搭乗可能で、建造費は約1億2,500万台湾元(約4億5,000万円)だ。
台湾政府は、2025年に洋上風力発電の設備容量を5.5ギガワット(GW)まで高めることを目標としており、台湾海峡で予定される開発計画の事業者が先ごろ確定。これら計画のエリア別設備容量は、全体の約80%に当たる4GWを彰化県沖が占める。
こうした中、彰化県政府は27日、TIPCと洋上風力発電所の保守拠点となる港湾の開発について提携契約を交わした。4億2,000万元をかけて彰化県内の漁港を改造する方針で、19年に着工し、20年に完成する予定だ。
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