ニュース 社会 作成日:2018年7月30日_記事番号:T00078419
台北駅で28日、1階コンコースの広々としたスペースを活用して高齢者向け卓球大会が開催され、60歳以上のベテランプレーヤーの約250人が台湾各地から集結し、熱戦を繰り広げた。親族や友人から成る応援団のほか、通りすがりの旅行者も足を思わず止め、元気なお年寄りたちに声援を送った。
今回の卓球大会は、台北富邦銀行基金会がスポーツを通じた高齢者の健康増進を目的に主催した。台北駅コンコースでの開催は初の試みとなった。競技は男女とも「60代の部」と「70歳以上の部」に分かれ、シングル戦が行われたほか、性別を問わず1人が60歳以上で2人合わせて100歳を超えるペアによる「100歳ダブルス」が実施された。
「100歳ダブルス」には、親子、師弟、友人同士などバラエティー豊かな組み合わせのペアが出場。うち最大年齢差は50歳だった。なお参加者全体のうち70歳以上が約50人を占め、最高齢は「100歳ダブルス」に卓球仲間と出場した89歳の涂世龍さん(男性)だった。
シングルスの優勝者には賞金1万台湾元(約3万6,000円)、「100歳ダブルス」優勝ペアには2万元が贈呈された。このほか、集まった参加費6万元に主催者による寄付を加えた計40万元が認知症支援団体に送られた。
なお開会式のあいさつに立った富邦グループの金融持ち株会社、富邦金融控股の韓蔚廷総経理は、「干支(えと)は60年で1周するが、人生最初の60年は社会のために奮闘し、後は自分のために健康で彩りにあふれた人生を過ごすべき」と語り、今回の卓球大会を主催した意義を説明した。
高齢化が進む台湾では元気なお年寄りが増え、今後もこうしたスポーツ大会が数多く開催されるようになることだろう。
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