ニュース 石油・化学 作成日:2018年7月31日_記事番号:T00078431
台湾中油(CPC)が桃園市の観塘工業港に整備を計画している第3液化天然ガス(LNG)受け入れ基地をめぐり、環境団体や学識者から建設地を台北港に変更すべきとの意見が出ていることについて、CPCは観塘工業港が建設地として唯一の選択肢との立場を強調した。31日付中国時報が伝えた。
CPCは観塘工業港を建設地として選んだ理由について、台湾電力(台電、TPC)の大潭火力発電所(桃園市観音区)向けにLNGを供給する上で距離的に近い上、北部のガスパイプラインとの接続で、新規顧客向けにボイラー用LNGを供給できる点、台中港の第2LNG受け入れ基地と大潭火力発電所も同時にパイプラインでつなぐことで、LNGの供給安定性を高められる点を挙げた。
その上で、台北港は港湾整備やLNG受け入れ基地の建設に時間がかかり、2022年に予定される大潭火力発電所のLNG需要に対応できないと強調した。
CPCによれば、第3LNG受け入れ基地を台北港に建設する場合、埋め立て作業が45年にならないと完了しない上、受け入れ基地の建設に6年半を要するため、当初見込みと比べ30年も遅れが出るという。
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