ニュース 医薬 作成日:2018年7月31日_記事番号:T00078433
ワクチン大手の高端疫苗生物製剤(メディゲン・ワクチン・バイオロジック)は30日、ベトナム子会社の設立を董事会で決定した。ベトナムで臨床試験や医薬品の承認申請、ワクチンの輸入・販売を行う。31日付工商時報が報じた。
メディゲンはマレーシアやタイなどの大手製薬会社と提携交渉を進めている。ベトナム子会社を拠点として東南アジア市場でのワクチン販売を強化することが狙いだ。
メディゲンの陳燦堅総経理は、東南アジアでは▽エンテロウイルス▽デングウイルス▽新型インフルエンザ▽RSウイルス▽毒ヘビ咬傷──による感染症用ワクチンの需要を中心に取り込むと説明した。同社は早ければ下半期中にエンテロウイルス71型を原因とした感染症用ワクチンの第3相臨床試験をベトナムと台湾で実施する。
統計によると、東南アジアではエンテロウイルスを原因とした感染症(腸病毒)の発生率が台湾の4~14倍に達する。また、▽ベトナム▽マレーシア▽タイ▽フィリピン▽シンガポール──の年間出生数は計535万人に上る。東南アジアでは腸病毒用ワクチンが販売されておらず、潜在需要はベトナムで約2億米ドル、東南アジア5カ国で6億米ドル以上と推計されている。
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