ニュース 政治 作成日:2018年7月31日_記事番号:T00078442
東アジアユースゲームズの中止騒動に続き、11月にパプアニューギニアで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議への台湾からの代表出席にも暗雲が漂ってきた。31日付中国時報が伝えた。
APEC首脳会議をめぐっては、過去2年間、台湾を代表して出席してきた宋楚瑜・親民党主席が出席に難色を示している。
こうした中、中国側の対台湾関係筋は「宋氏が出席しない場合、民進党政権は『緑陣営』(台湾本土勢力)の政治家を派遣してくる可能性が高い」とし、その場合、中国は台湾の出席に絶対に同意しないと語った。
APECへの参加条件については、1991年の覚書に基づき、台湾が経済主体として参加し、経済閣僚のみ会議への出席を認めるという原則がある。宋氏は経済閣僚ではないが、親民党が「一つの中国」原則を受け入れていることから、これまで中国側は宋氏の出席を容認してきた。
宋氏が出席しない場合、民進党政権は人選に苦慮することになるが、「台湾独立色」を帯びていると中国側が判断し得る人物が出席を目指せば、中国は態度を硬化させる可能性が高い。
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