ニュース 社会 作成日:2018年7月31日_記事番号:T00078443
世界的に猛暑が問題となる中、台湾でも30日、宜蘭県で今年最高となる気温39.9度を記録。中央気象局が全土に対し高温に対する早期警戒を呼び掛けた。連日暑さが続く中、冷房は当然欠かせないが、修理業者の元にはクーラーを作動させても部屋が涼しくならないといった問い合わせが相次いでいる。ところが、連絡を受けて業者が駆け付けてみると、クーラー自体に特に問題は見当たらず、気温が高すぎて温度が下がりにくくなっているだけと判断せざるを得ないケースが多いようだ。
猛暑が続く。台北市内の公園ではカップルが、噴水の清涼感にほっと一息をついていた(30日=中央社)
クーラーの修理業者によると、ここ1カ月「クーラーが効かない」という問い合わせが相次いでいるものの、実際にクーラー設置先の家庭へ出向いて調べると、フィルターが若干汚れている以外、冷媒の量や冷却機能、風量などは正常で、クーラー本体には特に問題がないケースが多いという。その結果、多くの場合、暑過ぎるせいで温度低下のスピードが落ちていると判断するしかないそうだ。
また部屋の広さに対し、クーラーの性能が合っていないケースも多いという。台湾でクーラーの性能を示す目安として一般に使用される噸(冷凍トン、国・地域によって指し示す内容が異なる)という単位があり、「1噸」のクーラーは4~6坪の部屋に適しているとされる。これについて業者は、「西日が当たらない」「最上階ではない」との条件付きだと指摘。また、この広さに対して0.8噸のクーラーが設置されている場合も多いという。
修理業者は現在のクーラーのままで部屋をより涼しくするコツとして「暗い色の窓ガラスを取り付ける」、「外出の際にカーテンを閉めて日光が部屋に入らないようにする」、「クーラーとエアサーキュレーターを同時に使用して室内の空気を対流させる」というった方法を伝授している。
1日中、クーラーを付けっぱなしでは電気代もばかにならない。少しでも効率よく温度を下げて、クーラー代の負担を軽減したいものだ。
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