ニュース 自動車・二輪車 作成日:2018年8月1日_記事番号:T00078445
バイク最大手の光陽工業(KYMCO、キムコ)は31日、電動バイクの新モデル「New Many 110 EV」の購入者向けに、バッテリー(充電池)リース料金が月額99台湾元(約360円)となる業界最安プランを発表した。通常料金299元と比べ大幅割引となる。キムコは来年電動バイク市場シェア過半を目標に掲げており、先行する睿能創意(Gogoro台湾)の追撃を図る。1日付経済日報などが報じた。
キムコは99元プランで、バイク首位ブランドの意地をみせる(フェイスブックより)
月額99元プランは、8月1日~9月20日までの新車登録が対象。13カ月目からは通常料金299元が適用される。「New Many 110 EV」は、キムコの電動バイクソリューション「ionex車能網(アイオネックス)」を初めて採用する車種だ。政府の購入補助適用で4万2,800元から。きょう1日から予約を受け付け、8月中~下旬より納車を開始する。バッテリーは永久保証で、モーターは10年、内蔵するコアバッテリーは5年、車両本体は2年の保証が付く。
キムコは近く、台湾全土のディーラー1,600店で急速充電設備の設置を完了する。急速充電は1時間で完了し、料金は1回10元。続いて2年以内に、アイオネックス充電・電池交換ステーション1,500カ所設置を目指す。投資額は10億元以上。
柯俊斌キムコ執行長は、ガソリンバイクから電動バイクへの移行は、同社にとって大きなチャンスだと強調。アイオネックス電動バイクを台湾に続き、海外でも発売すると述べた。
続いてキムコは入門モデル「Nice 100 EV」を発売する。11月にはミラノ国際モーターサイクルショー(EICMA)で、欧州市場をターゲットに「Like EV」を発表する予定だ。
Gogoroと中華汽車、追随か
電動バイク最大手のGogoroや「emoving」の中華汽車工業(チャイナ・モーター、CMC)のバッテリーリース料金は月額299元から。業界関係者は、キムコの格安プランが新車購入意欲を刺激することは確実で、追随が予想されると指摘した。
Gogoroは累計販売台数が8万台を超えた。電池交換方式がメーンで、台湾全土に電池交換ステーション694カ所を抱える。第3四半期には、宜蘭を皮切りに、東部展開を進める計画だ。
中華汽車は、新車買い替えで3,000元割引などのキャンペーンを行い、販売促進を図っている。
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