ニュース 機械 作成日:2018年8月2日_記事番号:T00078469
経済部は1日、産業用オートメーション世界最大手、米ロックウェル・オートメーションと、台中市精密機械科技創新園区に「スマートマニュファクチャリング(スマート製造)モデルエリア」を設置する投資協力覚書に調印した。ロックウェルはモデルエリアに最先端の自動化設備を導入し、台湾企業向けにデモ操作、技術トレーニングなどを行う。また工業技術研究院(工研院)産業学院と共同で、2年で5,000人規模の自動化産業の人材育成を行う。ロックウェルのソフトとハードの技術支援を受け、台湾はスマート製造分野の成長を加速する。2日付経済日報などが報じた。
ロックウェルは、台湾のシステムインテグレーター(SI)、鑫達懋業(シンテック)にライセンス供与を行い、モデルエリアを構築する。モデルエリアでは、提携パートナーのファナックのロボット技術や、ロックウェル傘下マグネモーションの生産ライン向け搬送システムなど、最先端の自動化技術を導入する。台湾企業へのデモンストレーションを行う他、技術トレーニング、設備のテスト、問題解決などの支援を行う計画だ。
ロックウェルのイアン・シン大中華区副総裁は、スマートファクトリーの実現はインダストリー4.0(第4次産業革命)の根幹で、世界中の製造メーカーにとっての目標だと指摘。ロックウェルは、スマート製造のサプライチェーン構築に向け、専門リソース、先端技術、ソリューションなど全方位から協力が可能で、台湾の産業と人材の競争力向上に貢献できると説明した。
自動化展開幕、過去最高800社
2018台北国際自動化工業大展(台北インターナショナル・インダストリアル・オートメーション・エキシビション)が1日、台北南港展覧館で開幕した。4日までの開催。スマート製造、人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)、第5世代移動通信(5G)がメーンテーマで、出展企業は800社以上と、過去最大規模だ。
上銀科技(ハイウィン・テクノロジーズ)、台達電子工業(デルタ・エレクトロニクス)などの他、▽安川電機▽ファナック▽独クーカ▽スイス・ABB──など海外大手も出展している。
昨年、工研院から独立した原見精機(メカビジョン)は、三菱電機と共同開発した、産業用ロボット用センサー「Finger Teach(フィンガー・ティーチ)」を展示している。指で触るだけでロボットに動作を学習させることができ、ティーチング(動作プログラム)にかかる時間が半分になるという。
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