ニュース 電子 作成日:2018年8月2日_記事番号:T00078470
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は、第2四半期に量産を開始した7ナノメートル製造プロセスで、第3四半期に大規模な量産に入るとの見通しを明らかにした。量産開始からわずか約3カ月で大規模量産に入ることになる。2日付自由時報が報じた。
TSMCは、40、28ナノプロセスは量産開始から大規模量産入りまで15~30カ月かかったが、20、16、10ナノプロセスでは大規模量産入りまでの時間を短縮してきたと説明した。
TSMCは中部科学工業園区(中科)のFab15工場で7ナノプロセスによる量産を行っている。同工場にはビッグデータ、機械学習、人工知能(AI)などを活用した高度な自動生産技術が導入されており、同技術によって大規模量産入りまでの時間が短縮されるとみられる。
なお、TSMCの第2四半期連結売上高のうち、顧客の地域別シェアは北米が53%で前期比6ポイント低下した一方、2位の中国は23%で前期比4ポイント上昇、前年同期比12ポイント上昇した。台湾を含むアジア太平洋地域は10%で、前期比2ポイント上昇、前年同期比4ポイント低下した。
業界関係者は、台湾IC設計業界は価格競争のためコストを削減しており、TSMCの先進プロセスを採用できるのは聯発科技(メディアテック)くらいだと指摘した。
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