ニュース 電子 作成日:2018年8月3日_記事番号:T00078496
受動部品最大手、国巨(ヤゲオ)が2日発表した7月連結売上高は98億1,200万台湾元(約360億円)で、前月比21.8%増、前年同月の3.82倍で過去最高となった。同月から公開株式買い付け(TOB)によって買収した電子保護部品メーカー、君耀控股(ブライトキング・ホールディングス)が連結対象となったが、ブライトキングの売上高2億3,100万元を含めなくても過去最高の売上高だ。3日付工商時報が報じた。
ヤゲオの今年1~7月の累計売上高は400億元以上となり、早くも昨年通年の数字を上回った。証券会社は、ヤゲオの7月利益が同社の資本金を上回り、1株当たり純利益(EPS)は17元に達すると予測している。
ヤゲオは、出荷受注比率(BBレシオ)は依然3近く、受注見通しは数四半期に及んでいると説明。新興産業でレジスタ、コンデンサーの需要が倍増し、需給は引き続き逼迫(ひっぱく)状態にあると好調さをアピールした。
同社の株価は2日、米国が2,000億米ドル相当の中国製品に課す関税の税率を、当初発表の10%から25%に引き上げることを計画していると報じられたことを受けてストップ安となった。ヤゲオの好調アピールには、株価を支える狙いもあるようだ。
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