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チップボンドとチップモス、TDDI需要でフル稼働


ニュース 電子 作成日:2018年8月3日_記事番号:T00078497

チップボンドとチップモス、TDDI需要でフル稼働

 中国のスマートフォン大手ブランドが下半期に発売する新製品に、タッチコントローラICとドライバICを統合した「TDDI」をほぼ全面的に採用することで、TDDIのパッケージング・テスティング(封止・検査)を受注する頎邦科技(チップボンド・テクノロジー)や南茂科技(チップモス・テクノロジーズ)は年内フル稼働が続く見通しだ。3日付工商時報が報じた。

 TDDIソリューションは昨年からあったが、コストが高まる上、タッチ機能の不具合が発生することがあり、スマホブランドは採用に慎重だった。しかし今年に入り、コストが大幅に低下、技術的な問題も解消されたことから、採用が急速に進んでいる。

 中国のスマホブランド、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)、OPPO広東移動通信、維沃移動通信(vivo)などはドライバICの聯詠科技(ノバテック・マイクロエレクトロニクス)、敦泰電子(フォーカルテック・システムズ)、奇景光電(ハイマックス・テクノロジーズ)などに大量にTDDIを発注しており、TDDIの封止・検査を担当するチップボンドやチップモスは生産能力不足で、第3、第4四半期の受注価格がそれぞれ前期比5~10%上昇する見通しだ。