ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2018年8月6日_記事番号:T00078529
ステンレス大手の允強実業(YCイノックス)は3日、海外工場の設置計画に着手することを董事会で決議した。新工場は投資額は1億米ドルを上限とし、アジア、欧州、さらに米大陸など海外2~3カ所に候補地を絞っており、2020年の稼働を予定している。世界各国が保護貿易主義を強め、関税障壁を高める中、これまで台湾生産を堅持してきた同社が海外生産に踏み切る決断をしたことで、他社が追随する可能性もある。4日付経済日報が報じた。
YCイノックスは現在、彰化県に埔心工場と渓州工場、雲林県に斗六第1工場と斗六第2工場を開設し、ステンレス鋼管(年産能力11万トン)とステンレス鋼板(24万トン)を生産。年末には雲林県斗六市で新工場が完成する予定だ。製品の販売先は世界5大陸、100カ国・地域を超え、ステンレス鋼管分野では世界4位、アジア最大のサプライヤーとなっている。
同社の年間売上高は200億台湾元(約725億円)を超える。川上メーカーの燁聯鋼鉄(YUSCO)や唐栄鉄工廠にとって大口顧客となっている。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722