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作成日:2008年6月3日_記事番号:T00007853
退任後も毎日出勤の陳前総統、前政権の幹部たちは今?
国民党政権誕生以来、メディアに登場する機会がめっきり減ってしまった前政権、民進党の政治家たち。彼らの日常を探ってみると─。
陳水扁前総統は、退任後は自分の事務所に出勤する毎日。総統時代とはうって変わって暇になり、新聞を読んだり、資料の整理をして時間を過ごしている。プライベートの時間が増えたことから、休日は台北市郊外にハイキングに出掛けることも。将来的には、慈善団体で定期的にボランティアをする予定だ。今年下半期に玉山へ登りたいと希望していた陳前総統だが、実現は9月以降になりそうだ。
「1年内に3つの新しいことを学ぶ」と宣言していた、謝長廷・元行政院長(民進党前主席)は、易経に挑戦し、古典に親しんでいる。また、時間を見つけては烏来など台北近郊へ登山に出掛けている。
蘇貞昌・元行政院長は、退任後は夫婦で海外旅行へ出掛けたり、南部の友人を訪ねたり。「犬の散歩の達人」でもある蘇氏は、夫婦で自宅近くの公園で犬を散歩させる姿がよく見られるとか。
張俊雄・前行政院長は既に政界からの引退を決意しており、将来は公益活動に従事したい考えのようだ。
パプアニューギニアとの国交交渉をめぐる10億台湾元(34億5,000万円)着服事件で辞職した邱義仁・前行政院副院長は、約200万元の退職金を受け取る予定だが、目下ずっと自宅にこもりっきりだという。
蔡堆・前交通部長は、在任中忙しくて行く暇がなかった歯医者へ行き、抜けた前歯を直している。
李応元・元行政院秘書長(民進党前秘書長)は、7月から出身地である雲林県で副県長の任に就き、地方政治に参加する。