ニュース 政治 作成日:2018年8月6日_記事番号:T00078541
台湾の女優、宋芸樺(ビビアン・ソン)さん(25)が2年前に雑誌取材を受けた際、「一番好きな国は」との質問に「台湾」と答えたことが中国で問題視され、宋さんは2日、中国版ツイッターの微博(ウェイボー)で、「私は中国人だ。中国は私の祖国だ」と釈明を余儀なくされた。4日付蘋果日報が伝えた。
宋さんのフェイスブックには、発言への批判や同情論などコメントが殺到している(フェイスブックより)
宋さんは2015年に公開された恋愛コメディー映画「私の少女時代-Our Times-」などで人気が急上昇した若手女優だ。
宋さんは微博に「私は中国人だ。90後(1990年代生まれ)の中国の女の子だ。台湾は私の故郷、中国は私の祖国だ」などと書き込んだ。
中国のネットユーザーはこのほど、宋さんの雑誌記事を問題視し、中国で「台湾独立思想に染まっている」としてボイコットの対象となっていた。中国の国家新聞出版ラジオ・テレビ総局に告発があったとも伝えられる。
宋さんの釈明は、現在上映中の映画「西虹市首富(ハロー・ミスター・ビリオネア)」の興行成績への影響を懸念した「大人の事情」が絡んでいるとみられる。業界からは「これは政治的事件で、彼女に選択の余地はなかった」と同情の声が漏れる。
蔡英文総統は「われわれは一番好きな国が台湾だと大声で言わなければならない」と訴えたが、中国の圧力の前で芸能界は中国への迎合を強いられている。
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