ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

印ビルワラグループ、台湾紡織メーカーと提携模索


ニュース その他製造 作成日:2018年8月7日_記事番号:T00078556

印ビルワラグループ、台湾紡織メーカーと提携模索

 紡織業を中心とするインドの大手コングロマリット(複合企業)、LNJビルワラグループの幹部がこのほど台湾を訪れ、丸編機225台以上の調達を予定する他、技術協力やインドでの合弁工場設置を視野に、機能性紡織技術を持つ台湾企業との提携を考えており、先週マッチングのための商談会を開催。宏遠興業(エベレスト・テキスタイル)、集盛実業、新光合成繊維(新繊)、聚隆繊維(アセロン・ケミカルズ&ファイバー)などの紡織メーカーなど10社余りが参加した。7日付自由時報が報じた。

 ビルワラグループは、コロンビアやティンバーランド、アディダス、バナナ・リパブリックといったアウトドア、スポーツ、服飾ブランドのほか、米国、日本、ドイツの自動車メーカーにも製品を供給しており、今後は台湾、韓国、中国企業を参考に事業の構造改革を進める方針だ。

 戦略パートナー選びの最初の候補地に台湾を選択した理由についてビルワラグループのアルン総裁は、機能性紡織品の製造能力の高さ、および文化的価値観がインドに近いことを挙げた。その上で、織機について、日本製は性能が高いが高価過ぎ、中国製は安いが耐久性に欠けると指摘し、経営面でのバランスを考慮して台湾製の採用が望ましいとの考えを示した。