ニュース 農林水産 作成日:2018年8月7日_記事番号:T00078565
中国で今月初め、豚の伝染病「アフリカ豚コレラ」がアジアで初めて発生したことを受けて、行政院農業委員会(農委会)は6日記者会見を開き、水際対策を強化する方針を明らかにした。7日付蘋果日報が伝えた。
養豚業者は、ウイルスが台湾で広がった場合、豚肉価格が暴落し、破産に直面すると心配している(6日=中央社)
中国農業農村部によると、遼寧省瀋陽市で今月3日、アフリカ豚コレラの発生が確認され、豚数百匹が殺処分された。ウイルスはダニによって媒介される。
農委会の黄金城副主任委員は「アフリカ豚コレラはワクチンや医薬品がない。これまで感染がなかった地域に重大な伝染病が広がれば深刻な事態を招くため、ウイルスを水際で食い止めなければならない」と強調した。具体的には中国からの入境者の抽出検査、機内食の残飯の検査などを行う構えだ。
ただ、農委会はヒトに感染する伝染病ではないため、市民がパニックに陥る必要はないと呼び掛けた。
中華民国養豚協会の康富戸首席副理事長は「アフリカ豚コレラによる豚の死亡率は100%だ。実際に台湾に感染が広がれば、口蹄疫よりも大きな影響が及ぶ」と懸念を示した。
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