ニュース 電子 作成日:2018年8月8日_記事番号:T00078570
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)傘下の世界先進積体電路(VIS)の方略董事長は7日の業績説明会で、12インチウエハー工場の新設計画を中止すると表明した。巨額の資金が必要なこと、建設に時間がかかること、新規顧客開拓が容易でないことなどが理由だ。これに伴い、8インチウエハー工場の生産能力拡充に資金を充てる方針だ。8日付経済日報が報じた。
8インチ工場の生産能力拡充について方董事長は、現時点で調達できる中古設備がないので、先に桃園市の南崁第3工場にクリーンルームを設置すると語った。8インチ工場を買収して、生産能力を拡充する可能性もあるとした。
方董事長は、大型液晶パネル用ドライバICと電源管理ICを中心に8インチ生産能力の需要が高まっており、下半期はフル稼働が続くとの見通しを示した。第3四半期売上高は前期比10%以上増え、76億~80億台湾元(約277億~290億円)となり、過去最高を更新すると予測。粗利益率は36~38%と前期比2.2ポイント以上上昇し、営業利益率は25~27%と前期比1.5~3.5ポイント上昇すると予測した。
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