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マクロニクスとルネサス、カーエレ分野で協力


ニュース 電子 作成日:2018年8月8日_記事番号:T00078571

マクロニクスとルネサス、カーエレ分野で協力

 メモリー大手、旺宏電子(マクロニクス・インターナショナル、MXIC)は、日本のマイクロコントローラー(MCU)大手、ルネサスエレクトロニクスと共同で、カーエレクトロニクス分野の開拓を進める。ルネサスが今後、車載MCUの最新製品にマクロニクスの書き込み中読み出し(RWW)が可能なフラッシュメモリーを採用することで、市場におけるOTA(Over-the-Air)アップデート分野需要に応える。8日付工商時報が報じた。

 マクロニクスのRWWが可能なフラッシュメモリーはマルチバンク構成で、同一メモリー内の異なるストレージバンクから書き込みと読み出しを同時に行うことができる。同様の機能はOTAアップデートの際にも有効なほか、アップデートに失敗、またはデータが破損した際にファームウエアを元の状態に回復することも可能だ。なおマクロニクスは同製品に、信頼性と高品質を兼ね備える55ナノメートルのフローティングゲート技術を採用している。

 マクロニクスが同日発表した7月連結売上高は、前月比9.1%増、前年同月比5.8%増の30億4,600万台湾元(約110億円)で、予想通りだった。1~7月の累計では前年同期比30.8%増の209億8,700万元。第3四半期に入り、主要顧客の任天堂向け出荷が始まったこと、さらにNOR型フラッシュメモリーの出荷増と価格上昇に恩恵を受けた。

 第3四半期の同社業績について証券会社は、前期比30~40%増もあり得ると予測している。