市場調査会社、ウィッツビュー・テクノロジーによると、８月の液晶テレビ用パネル価格は、７月からの上昇の流れを引き継いで、大部分のサイズで値上がりし、パネルメーカーは利益が改善するとみている。上昇の勢いが最も強いのは８～９月、第３四半期通期の上昇幅は５～10％の予想だ。８日付工商時報が報じた。
中国ブランドが７月から調達を拡大したことで、32インチパネルは最安値水準だった42～43米ドルから55～60米ドルまで価格が上昇する可能性がある。32インチを除く55インチ以下のサイズの値上がり幅は２～３米ドルで、パネルメーカーが第２四半期に供給を抑制した効果と、需要期の到来によって在庫積み増し需要が高まり、価格上昇を支えている。65インチ、75インチは下落が止まり、横ばいとなる予想だ。
また、９月も各サイズとも２～３米ドルの上昇が続くとみている。
