ニュース 電子 作成日:2018年8月8日_記事番号:T00078575
ノートパソコン受託生産大手、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)は7日、中国の聯想集団(レノボ)との合弁会社、聯宝(合肥)電子科技(LCFC)の持ち株49%全てを、2億5,700万米ドルでレノボに売却することを董事会で決定した。今月中の手続き完了を予定する。8日付自由時報が報じた。
LCFC株の処分を発表する呂コンパル総経理(右)。LCFCへの出資は当初の目的が完了したとの認識だ(7日=中央社)
売却益は25億7,700万台湾元(約94億円)で、業界が予想していた100億元を大きく下回った。第3四半期に計上する予定だ。
コンパルとレノボは2012年にLCFCを設立し、レノボ向けにノートPCを生産してきた。出資比率はレノボが51%、コンパルが49%で、コンパルの出資額は1億4,700万米ドル。コンパルは17年10月よりLCFC株の売却が可能となり、売却額をめぐってレノボと交渉を開始した。世界ノートPC市場の景気悪化でレノボが昨年1億8,900万米ドルの赤字となったため、交渉が遅れ、売却額が当初の予想を大きく下回った。
コンパルの呂清雄副総経理は、LCFCへの出資によって過去6年間で累計5億~6億元の利益を計上し、レノボとウインウインの成果を得られたと強調した。レノボはコンパルにとって重要な顧客でもあり、LCFCの株式売却後も業務提携は続くと語った。
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