ニュース 電子 作成日:2018年8月9日_記事番号:T00078602
受動部品最大手、国巨(ヤゲオ)の陳泰銘董事長は8日、顧客300~400社が安定供給を求めていることから、長期契約(LTA)を結ぶことを計画していると明らかにした。期間は2年の予定で、価格は市況に応じて変動するという。LTAが同社の生産能力の75%を占めるとの見通しを示した。9日付工商時報が報じた。
証券会社はヤゲオのLTA計画について、現在の粗利益率(64.1%)水準を維持する目的と指摘した。製品価格の上昇時や、減価償却の終了時に粗利益率の上昇が期待でき、株価が景気循環に左右されにくくする狙いがあるとみている。
ヤゲオの株価は、昨年8月から今年6月まで10カ月で約10倍に上昇し、6月と7月に終値ベースで最高値1,230台湾元(約4,460円)を付けた。しかし、著名アナリストが受動部品業界の動向に悲観的な見通しを示したこともあって下落が進み、昨日8日は742元とピーク時の約6割の水準で引けた。陳董事長がLTA計画を表明したのは株価対策の側面もあるとみられる。
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